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耐震性能CONCEPT

ジッパーガスケットの耐震性能

アルミサッシやスチールサッシなどに組み込まれたジッパーガスケットでは、地震時のサッシの変形に対してガラスを安全に保持する必要があります。 ジッパーガスケットは、ガラスの呑込み部分にエッジクリアランスという隙間を設けています。 この隙間を適切に設定することにより、地震時の変形角(1/100)×H  H:階高  でも十分に耐えることができます。また、ゴムという弾性体であることから、金属製のサッシに取付けたガラスよりも割れに対して有利であると言えます。

必要なエッジクリアランスは、次式により表されます。

△=2d2(η1+η2(H/w)(d1/d2))
△:層間変形許容値
H:ガラスの縦寸法
w:ガラスの横寸法
d1:ガラスエッジクリアランス(上下)
d2:ガラスエッジクリアランス(左右)
η1、η2:ガスケットは1(JASS17)

グレイジングガスケットの耐震性能

最近ビル外壁のガラスの外部側はグレイジングガスケットという成形ゴムを使った例が大部分です。 ノックダウン式(サッシ部材を現場で組み付ける)のサッシの場合は、地震時のサッシの変形に対しガ ラスを動かすことでガラスを破壊から守ります。グレイジングガスケットは、サッシとガラスの間にあって 両者の動きの違いをうまく緩衝してやらなければなりません。 当社は、現在にいたるまで数多くの高層ビルの実物大実験の経験によってノウハウを蓄積しております。